大阪府大阪市の玉造稲荷神社様よりご依頼をうけ、2021年度の初詣にむけて納品させていただきました。
コロナ禍の中で迎える大晦日、お正月の参拝に向けて、感染リスクと密になるリスクをさえるため、御籤箱をふるかわりに、スマートフォンでQRコードを読み取り、表示されたおみくじボタンをクリックしてランダムに表示される番号札と料金を巫女さんにお渡しして紙のおみくじと引き換えるシンプルなシステムです。

大晦日からお正月にかけては、御籤箱とおみくじシステムを併用したところ、御籤箱を希望される地元の参拝者が多かったが、その後、企業参拝や地元以外の参拝者が増えるころになると非接触みくじを希望して利用される方が増えたとのこと。
従来よりも番号表示からお札を渡すまでのスピードが速く、例年のような長蛇の列ができにくく、またすぐに御籤札をお渡しすることができたとのお声を玉造稲荷神社様よりいただきました。
また、御籤札は、人気アニメ風のデザイン数種類をそれぞれの番号札に施したところ、参拝者の中でも、ご家族、ご兄弟でいっせいに非接触おみくじをひかれたグループでは吉凶の話題だけでなく、お互いどんなデザインの番号札が表示されたかというお話で盛り上がっておられるシーンも見られたとのことで、大変喜んでいただきました。
日本の伝統行事の中で相容れなさそうなデジタル化ではありますが、感染症対策・効率化だけでなく、デジタルならではの楽しみ方や活用方法を今後さらにご提案できそうです。